« サンクチュアリ | トップページ | スレイマンの妃 »

2018年11月10日 (土)

レプリカたちの夜

『レプリカたちの夜』は混沌と理不尽の世界を描く小説である。私はカフカの作品を連想した。主人公は動物のレプリカを製造する工場に勤めている。前半は意味不明な工場の指示に振り回される。何のためか説明されない。
電話が信用できなくなっている。「電話なんてなんの意味があるのだろう。ただの音声。ただの合成シミュレーション」(231頁)。電話よりもメールを優れたコミュニケーション手段と考えている人々は自分の要求を一方的に押し付けたいだけではないか。

« サンクチュアリ | トップページ | スレイマンの妃 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1497483/74575333

この記事へのトラックバック一覧です: レプリカたちの夜:

« サンクチュアリ | トップページ | スレイマンの妃 »